おしゃべり元保護者の目安箱

ただの元保護者が、ひたすら『学校』について語ります。 『いじめ』『部活動』『PTA』などなど。 先生方、そして保護者の皆さんと一緒に、語れる場になればいいなと思います。


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 どうぞ、お越し下さい。

◆少年犯罪◆

■暁星高校の事件から、DVから抜け出す方法を解説してみる■



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心笑亭 杉のの部屋ペイント


こんにちは。
おしゃべり元保護者です。

昨日は、あちらのブログで、「最強のへたれオカンヨーコ」のお話をしています。
もし興味のある方は、ぜひ、お読みください。


さて、
昨日は■暁星高校事件、そんなもん「いじめ」かどうかなんて関係ない。■
なんて記事を公開し、
もしかしたら、
「そんなことで、ナイフを持ち出すなんてどうゆうことだ!」
と怒ってるだけだと思われた方も多いかも知れない。

ま、言葉尻だけ捉えてみるとそう取られても仕方ないのだけど、
私が言いたいことはそうではなく。

ナイフを持ち出すほどかっとしてしまった。

そうなってしまった原因を両方の立場に立ってしっかりたどることは当たり前で、
その後の、「いじめかどうかの議論」なんてどうでもよく
この生徒らの心のケア、そして、指導が早急に必要だと言いたいわけで。

そのうえで、加害者生徒には、
この障害事件というものの「重み(それこそが犯罪であること)」をしっかりと受け止めさせ、
それが、いじめであっても、いじめでなくても、
「ナイフ等を持ち出して人を傷つけていい理由なんてない!」
ってことを、加害者生徒に指導すること。

そして、

同じように、被害者生徒にも、
傷害事件の被害者、
つまり、傷つけられた可哀想な被害者としてただ守るだけではなく、
そのナイフで切りつけられた恐怖や痛みは、
「それほどまでにその子を傷つけてしまったことが理由」であることを受け止めさせ、
そのからかったことが、「いじめ」だったかどうかなんてどうでもよく
「それがいじめではなくても、人の心を傷つけていい理由なんてどこにもない」。

そのことを、しっかり指導していこうよ、ってなお話をさせていただいたわけで。


結局、
今の世の中は、
その出来事だけを見て、
「責めるべき加害者」
と、
「守るべき被害者」を決めてしまう。

いじめだってそうだ。

「いじめられた子は、被害者だから」
と、
完全に、「守ること」「これ以上傷つけないこと」で、その子のケアになると思っているのだ。

そうじゃない。

いじめにだって、
必ず「原因」はある。
それが、
「理不尽」なものから、
誰が見ても、「それは仕方ない」と思えるものやら、
また、
この事件のように、
「よくよく聞いてみれば、どちらも悪い」ことも多々あるのだ。

今回のこの生徒は、
「ナイフを持ち出す」という行為に及んだことで、
「いじめ」どころか「傷害事件」となってしまったけれど、
本質的なところは、全く同じだ。

だけど、

実はこれも、「ひとつの解決方法」でもあるのだ。
これは決して、
犯罪を助長しているわけではないので誤解しないでいただきたいのだけど、
その方法が、この生徒の場合、「子供じみていて、ひたすら不器用」だっただけで、
ある意味、未完成な子供たちだからこそ、陥りやすい過ちだったのだと、私は思う。

この生徒が、この辛さから逃れようとしたその方法を、

「その苦しみから抜け出すためには、
真逆に飛び込むこと」


こう表現した高名な先生がいらっしゃる。
つまり、
その、
「傷つけられる辛さ」から抜け出すためには、真逆のの立場になってみなさい、ということだ。

傷つける側になってみる。

これは、よくある、
「いじめられるのが嫌で、先にいじめる方になる」
というのとはちと違う。
「その苦しみから抜け出すために」
あえて、そうしてみる、ってことだ。

だけど、今の世の中は、それを許さない。
「いじめは絶対にいけない」
という、「正しさ」に縛られ、
「いじめられる側」は、ずっと「いじめられる側」を選択せざるを得ないのだ。

だけど、
これはDVも同じで。

実は、このおしゃべり元保護者も、
元旦那からDVを受けていた人間の一人だ。
そして、娘も同じように元旦那から虐待を受けていた。
その時、私は、「そんな自分から抜け出そう」と思った。
そして、
「娘だけは絶対に守らなければならない」
と、その「正しさ」を、どこかに放り投げたのだ。

その方法が、

まさに「真逆に飛び込む」。

そう、それは、この暁星高校の生徒と同じだ。
だけど、私の場合は、もうれっきとした大人だったことで、
その節度もあり、その方法も、いたって安全だったけれど、
この加害者とされる生徒と私は、全く同じだ。

こうして、
私も娘も、それ以来、元旦那からDVは受けていない。
そしてその後も、今も、元旦那と、子供たちの関係は、いたって良好だ。
そんなお話も、この一冊の中で語っています。








私は思う。
ある意味、この生徒をからかってしまった被害者の生徒も、
今回の事件をきっかけに、
「真逆に飛び込み」、その辛さ、痛みを体験できたのだ。

この事件、親や教師、そして周りの大人たちの対応が間違わなければ、
必ず、その三人の生徒らは、「数年後、笑いあえる関係性」にたどり着けるはずだ。

私は、そういう解決を、心から期待していたい。



今日、私の著書、
「へたれオカンは今日も笑う」
の、見本本が届きました。

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わおっ
嬉しい!
長年の夢が叶い、ついに、生まれて初めての著書を、
こうして、手に取ることができました!

Amazonの予約注文は始まっていますが、
店頭に並ぶのは10月24日以降になるかと思います。

どうぞお楽しみにお待ちください。




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■子供たちが「幸せな人生を歩むため」の道筋◆



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皆様こんにちは。
おしゃべり元保護者です。

今日、現役刑事さんと、
「犯罪者の更生」について少しお話させていただいて。

その中で、そのベテラン刑事さんが言った言葉。

「更生させようとするのではなくて、ただ、親子関係を整えるだけでいい」

その通りだと私も思った。

それは、昨日の、「その線引き」の話とも通ずることがあって、
「子供に幸せに生きてもらうために」と、
どうしても親は、
「あれはしてはいけない」
「これはしていけない」
「こんな人間になりなさい」
「あんな人間にはなってはいけない」

と、事細かな「線」を張り巡らせてしまう。

それはきっと、
「犯罪を犯した者」をいろんなプログラムで縛り、
「更生」へとまっすぐ歩いていけるような「道筋」を作ってしまうことと同じで。

その「道筋」は、
本当は、人それぞれいくつもあって、
時には間違え、
時には迷い、
時には光が差すように導かれ、
そうやって、「その人が必ず通らなければならない道筋」を通ることこそが、
本当の、
その人の更生への道であると私は思うのだ。

それは、子供たちも同じ。
子供たちそれぞれが目指す「幸せな人生」は、
きっと、みんな違って。
時には踏み間違い、
時には、突っ走り、
時には、立ち止まり、
そうやって、「その子供自身が歩むべき道」を通ってこそ、
「自分自身が描く、幸せな人生」へと繋がっている。

それはたとえ、自分が選択した道であっても、
また、親から与えられた、想定外の道であっても、
きっと、その中で経験したことや、出会った人々に導かれ自分がそこにいることに気づけたとき、
その子にとって、その今が、とびっきり輝き始めるのだ。

「更生させようとするのではなくて、ただ、親子関係を整えるだけでいい」

その親子関係。

愛情
環境

いろいろあるとは思うけれど、
本当に大切なのは一つだけ。

それはただただ、

今は、たとえ間違った道を歩いていても、
子供自身の「自分の未来」を信じられる強さと、
親の「子供たちの未来」を信じぬける強さ。


そしてそれが、

お互いがお互いを思う、「強くて優しい心」。

それだけがあれば、

今、目の前の子供がどうであれ、
決して、「絶対に飛び越えてはいけない最後の線」を、
飛び越えることはない、と私は信じている。

今日、その刑事さんとお話して、
昔、PTA活動をしていた時に、
当時の会長さんから言われた言葉を思い出した。

「PTAの行事なんてな、方向性さえ間違っていなければ、あとは何をしてもええねん」

それが、

本当の意味で、子供たちに歩いて欲しい、
「人が幸せに生きるために歩く道筋」なのかもしれない。





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■子供に教えるその「線引き」■



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皆様こんにちは。
おしゃべり元保護者です!

昨日、フジテレビの番組で紹介された大家族が、
実は、私のお知り合いの息子さんの家族で。

正直、その息子さん家族とはまったく面識はないのだけど、
その息子さんの昨年末亡くなられたお母様が、私にとっての本当の意味での恩人で。
そんなことをツラツラ連ねております、今日の「へたれオカンは今日も笑う」の記事は、
『潜入!ウワサの大家族』
どうぞご覧下さい。


さて、昨日、「お子様の非行にお悩みのお母様」と、少しお話させていただいた。
うん。

非行。

これ、自分自身もアイタタな若かりし頃を過ごしている人たちには、
そう、「問題」ではなく、
授業をサボったり、髪の色が多少変わったくらいでは、
「そんなこともあるわさ!」
と笑ってやり過ごせるものだ。

だけど、それが多少のアイタタならともかく、
犯罪だったり、迷惑行為だったりすると、
そうは笑っていられないわけで。
それに、ご自身は非常に健全な青春時代を過ごしてこられた方にとっては、
突然、金色に変わってしまったお子様の髪の毛を見ただけで、
卒倒してしまう親御さんもいるかもしれない。

ま、そうゆう「子供の非行」ってものは、
結局は、「自分の存在価値をみつけよう」とする、心の叫びであったり、
「愛情の確認作業」でもあるわけで、
まあまあ「お気になさらずに」ってことでしかない。

しかし。

昨日、そのお母様とお話をしていて、
ふと、あのニュースを思い出した。

それは、いつだったか、バトミントンの日本代表選手の違法賭博事件。
その時、その違法賭博をしてしまった選手のお父様のコメントが流れ。

「本当に申し訳ない。あれだけパチンコもするな、と言い聞かせてきたのに」

昨日のお母様も言っていた。

「これまでずっと、人を傷つけてはいけないって教えてきたのに…」

お二方とも、本当に「親として当たり前のこと」を子供さんに伝えてきておられるだけに、
その辛さは、計り知れないだろうな~って、ホントお気の毒になる。

だけど、こんな時、私はいつも思うのだ。
その子供たちに伝えてきた、親の自分が「絶対に子供にしてもらいたくないこと」線引き。
それが、多少、ズレていないかな、といつも思うのだ。
もちろん、線引きは必要なのだ。
子供たちが、正しく生きてもらうために、
親なら誰だって、その「線引き」はあるはずだ。

その「線引き」は、
私がいつも言っている、「そんなこともあるよね」では済まされない、
本当に、絶対に飛び越えてはいけない「人として大切な線引き」であるはずだ。
それは、
「最後の、一本のふっとい線」だけでいいのではないだろうか。


パチンコはしてはいけない。
だけど、世の中にはやっておられる人は大勢いらっしゃる。
パチンコをしたところで、捕まるワケもなく、むしろ、合法。

人は傷つけてはいけない。
おそらく、どの親も、それを言ってしまうと思うけれど、
それでも実際は、人は誰もが、
「誰かを傷つけて、そして誰かに傷つけられて生きている」
そう、傷ついたことのない人はいないのだ。
無意識に、誰かを傷つけてしまうことだって誰にだってあるのだ。
人を傷つけたことのない人なんていないのだ。

それなのに、

パチンコはしてはいけない。
人は傷つけてはいけない。


おそらく子供にとっては、
その線引きを超えるのは、簡単だったはずだ。
だって、
「本当は決していけない事ではない」
のだから。

そうなると、一度その引かれた線を飛び越えた子供たちは、
「親から教えられた線引き」が「飛び越えても大丈夫な線」となっているはずだ。

そうなると、大人になり、自分で生きる力をつけたあとはもう、
「自分の線引き」だけが頼りになる。
だけどそれは、
「飛び越えてもいい線」
「飛び越えた経験のある線」

もっともっと自分を満たしてくれるなにかを求めるうちに、
おそらく、彼だだって引いていたであろう、犯罪の手前の線引きは、
もうあってもないようなものになっていたのかもしれない。

もちろん。
子供犯罪は、このような仕組みだけがすべてではない。
だけど、
今、アナタがお子さんに言い聞かせているその線引きは、
もしかしたら、簡単に飛び越えることができるものになっていないか。
何本も何本も、張り巡らせてはいないだろうか。
自分の好き嫌いだけで決めていないか。
そして、
本当に、人として必要な「線引き」なのか。



その辺を一度、確認してみてはいかがでしょうか。





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