おしゃべり元保護者の目安箱

ただの元保護者が、ひたすら『学校』について語ります。 『いじめ』『部活動』『PTA』などなど。 先生方、そして保護者の皆さんと一緒に、語れる場になればいいなと思います。


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 そちらでは、「子育て相談」も受け付けています。
 どうぞ、お越し下さい。

∟さあ、PTAを語ろう

■さあ、PTAを語ろう①■

こんにちは。
おしゃべり元保護者です!

さて、
今日は、小難しい話はやめて、
少し、『PTA活動』なんてものにスポットを当ててみよう、と思っているのだけど。

今、いろんなところで、
PTA活動問題を目や耳にすることがある。

確かに、

強制ではないのに、半強制だし。
会費だって、勝手に取られるし。
断ると断ったで、白い目で見られるし。
やったらやったで、やっていない人たちから「裏切り者」みたいな目でみられるし。
そんな活動に時間を取られるぐらいなら、子どもと一緒にいる時間がほしいし。
働いている忙しい人間に、暇な親の活動を押し付けるのもなんだかだし。
第一、そんな「教育ママたち」とうまく付き合っていける自信がないし。

まったくもってその通りだ。
実際、私も、長女が小学校に入学するまで、自分のことを、「絶対にPTA活動をしない親」だと決めていた。
そもそも、私はといえば、
恥ずかしながら、
保育園時代も、一度も役員の声がかかった覚えもなく、
いつだって、「その他大勢の、ただ保育園に子供を預けているだけの親」だったわけだ。
しかも、見るからに、「母親不適合」だと思われていた、
かなり、アイタタな保護者だったのだ。

まあ、私の文章からもわかるように、
実際、私は、言葉遣いも悪く、素行も悪い。

今は年齢とともに落ち着きをみせたとはいえ、
若かりし頃の私は、見た目も派手っぽく、
体育会系の本人としては絶対に認めてはいないが、
子供の友達からは、いつも、「元ヤン」と勘違いされていた母親だ。

しかも、うちから少し離れた保育園に通っていたため
近所の人は私の存在すら知らなかった。
しかし、子供たちだけは、
「いつも親にほったらかしにされている可哀想な姉弟だ」と有名になっていたらしい。
恥ずかしいったらほどがある。

そんな私だから、「自分はPTA活動なんてしない!てか、してはいけない!」
と信じ込んでいた理由もお分かりいただけるであろう。
というより、
そのPTAに全く興味がなかったというのが本当のところだ。





ところが。


蓋を開ければ、そんな私は、子供たちが小学校に通っている間、
ずっと、PTA活動に明け暮れ、
挙句の果てには、
小学校のPTA副会長、(女性最高位)
および、
市のPTA連合会の役員まで務める母親になっていたのだからびっくりだ。

身の程知らずとはこういうことだ。


そんな、「母親不適合」だった私が、どうして「PTA活動」を始めたのかは、次回の記事で明らかにしようと思っているが、
最初にお断りしておくけれど、
私は、自ら、「PTA活動をする母親になろう」と、意気込んでいたわけではない。
そしてまた、自ら、そんな「母親エリート」のような道を望んだわけでもない。
そんな気もないから、小学校入学早々、離婚までしているのだ。

それらはすべて、
そんな「母親不適合」な私を、なんの偏見もなく仲間に入れようとした、
ひたすらチャレンジャー精神旺盛な、
当時の、PTA役員や、教師たちのおかげだったのだ。

そのあたりのことは、何回かに分けて記事を書こうと思っているけれど、
私は、その頃の経験がなければ、
今の自分はなかったと素直に思っている。


その仲間たちに、無理やり連れ回されていた「子育て講演会」や、「PTAの会合」。
そして、
子供たちに何かがあるたび、
母親である私にかけてくれた教師たちの声。

その、仲間や教師たちと出会えていなければ、
私はきっと、今であれば、「毒親」と呼ばれていたに違いない。

結果私は、
些細なきっかけで、「PTA行事」に参加したことから、
数年後、
私を誰ひとり知らなかった町内会のおじちゃんおばちゃんたちと一緒に、
毎年、笑顔で町内の盆踊り大会に参加している私たち3人の家族の姿があった。

いつも、
「可哀想」とみられていた我が子達に、
親が仕事でいなくても、
親のように叱ってくれる、
いつも見守ってくれる近所の人たちができた。

そして、

近所のママ友なんてひとりもいなかった私に、
同じシングルマザーの友達も出来た。

私は、間違いなく、「PTA活動」によって助けられた、「元毒親」だ。
そんな物語を、次回お届けしたいと思います。





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■さあ、PTAを語ろう②■

こんにちは。
おしゃべり元保護者です。


前回、私個人の、PTAに関する思いを記事にしたその日、
偶然にも、民間議員の菊池桃子氏が、
一億総活躍会議の中で、
PTAに関して意見を述べておられたというニュースが届き。

お、タイムリーじゃね?
と、早速そのご意見を拝聴させていただいた。

菊池桃子議員の言葉

やっぱり、タレントといえ、実際にお子さんをお持ちの方は、
このように、現実的なご意見を述べて下さることが、非常にありがたい、と思いながらも、
一点だけ、私的に屁理屈をかましたい思いにかられたので、
今日は、内容を多少変更しそのことを中心に述べていこうと思う。

私が疑問に思った点は、
この方が、最初に発言した内容だ。

「任意活動であったものが、なぜか、すべての者が参加するような雰囲気づくりがなされている」

これは、もちろん、
「強制的に役員などを受けなければならない雰囲気がある
という点を問題にした言葉であることは十分に理解できるのだけど、

そもそも、PTA活動というものは、
「親と教師が力を合わせ、子供たちを幸せに導いていこう」
という指針が根底にあるわけで、

全校生徒の親が、みんな参加してくれたら嬉しいよね!

という願いが込められているわけだ。

よって、

「すべてのものが参加できるような雰囲気」

であることは、当たり前だと思うのだ。

逆に、これが、
「有志でやるからどうぞお気になさらずに」
という雰囲気だったり、
「会費払ってくれるのなら参加してもいいよ」
という雰囲気だったとしたら、
かえって、反論が来るんじゃねえか、と思うのは私だけだろうか。

私が思うに、
PTA活動とは、

「全員参加が理想だけれど、それに参加するかどうかは、それぞれの家庭の事情、また個人的意見により選択できるものであり、強制するものではない」

という非常にわかりやすいものであると思うのだ。

それなのに、
「子供のためにやっているのだから、協力するのは当たり前だ」
「そんな意味のないものに参加するなんて理解できない」

と、お互いが、相手の考えを否定し、
自分たちを正当化しようとするから、だんだんとこじれてくるのだ。

はっきりいって、
PTA活動なんてものは、
やりたくなけりゃやらなくていい。

文句タラタラ、
あの人はやっていないのに、なんで私はやらなきゃいけないの?
だとか、
仕事の合間にやってるのに、無給だなんて!
と、ボランティアであることに不満がある方は、
堂々と、
申し訳ありません、私は協力できません。
と、言い放っていいのだ。

そんなもん、なにも遠慮はいらない。
そうやって、PTA活動はしないけれど、
その時間、子供たちと一緒に笑って過ごす時間を確保することはひとつの選択だし、
また、子供たちの教育費を稼ぐために時間を割くことだって、
私は、子供の未来にも繋がっていくと思う。

だけど。

PTA活動をしている他の親たちを、否定することはどんなもんかと思うわけで。
そして、
あなたはPTA活動をしていなくても、
あなたのお子さんは、多かれ少なかれその恩恵を受けているのだから、
会費はもちろん支払い、
「いつもお世話になっています」
と一言感謝の気持ちを伝えることぐらいしたってバチは当たらないのではないかと思うわけで。

それに。

熱心になっているお母さんたちは、
もっと、もっと、
その楽しさを、アピールしていいとも思うのだけど。

だって、
楽しいもの。
職業も年齢も違う他のお母さんやお父さんたちと親しくなれ、
いろんな先生方の情報を教えてもらえ、

ましてや、
担任や、担任以外の先生たちを、飲み会などで、素の姿を直接知ることができ、
年度替わり、
その知っている先生が担任になった日にゃ、
子供たちに、「お母さん、その先生知っとるで!メチャおもろいで」
と言ってやれて。

こんなラッキーなことはない。

なによりも、

親である自分自身が、
学校を大好きになれるのだ。
子供たちが、
親も「大好きだ」と思っている学校に、毎日通えるのだ。
つうより、
親のあなた自身が、
学校に行くのが楽しくてたまらなくなるのだ。


こんな、ラッキーなことないで?


今、
毎日のように学校を批判するニュースが流れ、
子供を持つお母さん方は、
本当に不安で仕方ないと思うのだ。

だけど、私が一番心配に思うことは、
それだけ親から不安に思われている学校に、
毎日通わされている子供たちのことだ。

親が毎日文句を言っている学校に、
毎日通っている子供たちが、
心から楽しいと思えるのだろうか。

確かに、学校にはいろいろ問題があるのだろう。
問題のある教師も中にはいるのだろう。

だけど、
それでも通わなければならないのなら、
楽しく行かせてやりたいではないか。
それでも、子供たちは学校に通わなければいけないのなら、
「親も大好きな学校」に通わせてあげたいではないか。

だったら、

親も、学校を好きになる努力をしよう。
学校ばかりに「子供の幸せ」を求めるのではなく、
親のあなた自身が、
その目で、学校を見つめてみよう。
その目で、先生方を見つめてみよう。

PTA活動は、そのための、おもくそ便利なツールなのだ。
それを、
すべての親が、利用できる権利があるのだ。

だから、
働いているお母様たちにも、負担をかけずに協力してもらえるシステムももちろん必要だ。

働いていないお母様たちだからこそできる役割や、
働いていることが役に立つ役割などを明確にしていく必要性もある。

だけど、

どうやったら、負担なく協力してもらえるかばかりを考えるのではなく、
どうやったら、
多少負担になっても、参加したいと思えるのか。

を、模索してみたらどうだろうか。


そのためには、
PTA活動をしているあなたたちが、
いつも、笑っている親になればいい。
ママ友いじめなんかない、
「出会えてよかった」と思ってもらえる人間になればいい。い

PTA活動をしている親を持つ子供たちが、
いつも笑っている子になればいい。

あなたと子供が、
毎日、大好きな学校や先生の話をしていればいい。

たったそれだけのことで、
きっと何かが変わっていくと思うよ。

そして、
一番大切なことは、
やっていない人たちの選択を否定することなく、
自分の選択に誇りを持つことだ。

たったそれだけのことだと私は思う。


PTA活動を退いて、もう10年以上も経つ私が、
今更偉そうに述べるのもどうかと思うけれど、
今の現状は、かなり厳しいのかもしれないけれど、

同じやるのなら、
楽しもう。
やらないと決めたのなら、
それに罪悪感をもたない。
人生、それだけで、意外と幸せになるものだ。


それだけが伝えたい、
50年生きてきたおばちゃんの戯言だと聞き入れてくれたら、
ありがたいです。



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■さあ、PTAを語ろう③■

皆様こんにちは。
おしゃべり元保護者です。

さて、

■さあ、PTAを語ろう①■

でお話したように、私は、決してPTA活動をするような母親ではなかった。
その自分の醜態を、繰り返し書く事は避けようと思うが、
とにかく、
「自分はPTA活動はしたらアカン人間」だと、自分で思っていたわけだ。

そんな私が不覚にも、のちに「PTA活動に明け暮れる母親」となっていくわけだけど、
そのきっかけは、
ただの、
「PTAバレーボール大会」だった。

そうなのだ。
私は、「バレー馬鹿」だったのだ。
それなのに、当時まだギリギリ関係を保っていた元旦那に、
ずっと「ママさんバレー」に入ることを反対されていた反動だった。

上の娘が入学してまもなく持ち帰ってきた、
「市P連、バレーボール大会のご案内」
それは、市の小中学校のPTAがこぞって戦うといった、
私の市では一番大きいPTA行事だった。

その大会に、こんな母親が一人で参加するのは危険だと、
つまり、
絶対に、教育熱心なお母様たちにハミゴにされると恐れた私は、
同じ、自分のような友達を強引に誘って一緒に参加することになった。

しかし、

蓋を開けてみると、そこは、私の想像していたものとは全く違っていたのだ。
ただ、「PTA活動を子供のために」という意義をもって活動している人だけでなく、
私のように、
「バレーがしたいから」という、ただのママさんバレーの人たちだったり、
「バレーは下手だけどスポーツがしたい」というお父さんだったり、
「この行事だけは毎年楽しくて参加している」
という、普通のお母さんたちが、
「自分が楽しもう」という目的で参加している大会だったのだ。

そして、そんな風に参加している人たちを、
「PTA活動を熱心にしている人たち」と、先生たちが、
手を広げて、分け隔てなく受け入れてくれる場だったのだ。

私は、その行事に一度参加しただけで、
それ以来、保護者懇談会や運動会など学校行事があるたびに、
その行事に一緒に参加したただの参加者だけでなく、
お世話取りをしてくださった役員さんや先生方、
みんなが、顔をあわせるたびに声をかけてくれる状況に変わったのだ。

こんな自分に。

近所の誰ひとりにも認識されていない母親なのに。
「ろくな子育てもしていない親」だと、ずっと思われてきているのに。
その行事の打ち上げでは、教師の前でも平気でタバコを吸っていたのに。
それでも、楽しくて楽しくて、しょうがないだけだったのに。

そしてそれは、新参者の私や、強引に一緒に参加した友達だけでなく、
その行事にしか参加しないという人たち誰もが、
そうやって、
楽しく学校に顔を出すきっかけを貰える場でもあったのだ。

私はこう考えている。
その後、役員をするとかしないとかは関係なく、
まず、
「すべての親が、好意的に学校に顔を出す機会を作る」
これが、
今、PTA活動に一番必要な、役割なのかもしれないと。

そのきっかけを通して、
人間どおしの関係性を深めていくことで、
いずれ、
「この人に頼まれたら仕方ない」
「あの人たちもいるなら、やってみようかな」
と、
「多少負担はあっても、協力しよう」
と変わっていくのが理想ではないかと。


そのために。
いきなり役員は正直きつい。
だからこそ、
どんな親も、「その行事には参加してみたいな」、と思えるさまざまな行事があるといい。

お料理コンテストや、
カラオケ大会。
お掃除自慢大会に、
パソコン教室。
おもいきって、
バンギャル体験ツアーに、美魔女変身ツアー。

私は、それが「直接子供の幸せ」につながっていなくても、
構わないと思うのだ。
子供を持つお母さんたちが繋がり、
そこに、笑顔があるのなら、
私はなんだっていいと思うのだ。

そうやって、「親自身が学校に楽しく行けるきっかけ」になるのなら、
それが一番、子供の幸せなのだから。

私にとってのきっかけは、
その、
『市P連バレーボール大会』
だった。

それに参加したことで、
私は、地域のママさんバレーに誘われ、
大勢のお母様たちと触れ合う毎日と変わっていった。

今、あなたの周りにも、
私のように、
「PTAなんて自分には関係ない」
と言っているお母さんたちはいない?

もしかしたら、
そんな人たちの中にも、
アナタたちの笑顔を待っている、
私みたいな母親はいるかもよ?

ちょっと、その目を広げてみたら、
意外と近くに、
「PTA活動に明け暮れてくれる人」
は、眠っているのかもしれないね。





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